基本の敬語




基本の敬語

 「です」と「ます」 


「です」は丁寧な断定の敬語であり、「ます」は相手への敬意を表す敬語です。敬語表現の文体(敬体)では、命令文を除いて、どちらかが文末に使用され、文節中に多用されることもあります。敬語を使わない文体(常体)を「だ・である調」と呼ぶのに対し、敬体は「です・ます調」と呼びます。「です」と「ます」は、もっとも基本的な敬語です。


 「御」=「お」・「ご」 


「です」・「ます」と並ぶ基本的な敬語が「お」・「ご」です。名詞・動詞・形容詞・形容動詞などに付き、相手や話題の人、またはその動作・状態などを高めて表現する接頭語です。

基本的に和語(大和言葉)には「御」の訓読みである「お」を付け、漢語には音読みの「ご」を付けることが一般的です。ただし、慣用例として漢語に「お」を付ける例外も多数あります。以下では、「お」・「ご」の品詞別の使用例を紹介しましょう。なお、「御礼」(おんれい)のように「御」を「おん」と読む場合もありますが、これは古い訓読みであり、特殊な使用例ですので、ここでは省略します。

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