「おかげさま」敬語の例文・類義語の例文・失礼な敬語




「おかげさま」敬語の例文・類義語の例文・失礼な敬語

「おかげさま」は漢字で書くと「御蔭様」ですが、字面が重過ぎるため、「お蔭様」または「お蔭さま」と書くことが一般的です。人の好意や親切への感謝の言葉として使う場合と、特定の感謝の対象がない単なる謙遜の言葉として使用する場合があります。

この「御蔭」とは、元来、神仏の加護(助け)のことであり、そこから転じて、人から受けた援助・恩恵・利益なども意味するようになりました。「お蔭様」に敬意を示す接尾語の「様」が付いているのは、本来の宗教的な意味合いによるものと思われます。ただし、現在では、「お蔭」と「お蔭様」のどちらにも、宗教色は一切ありません。また、「お蔭」も「お蔭様」と同様の感謝の言葉として使われます。その意味では、「お蔭」は「お蔭様」の類義語と言ってもよいでしょう。

なお、「お蔭」以外に「お蔭様」の類義語と呼べる言葉は見当たりませんが、「助け」を意味する「援助」・「援護」・「支援」・「応援」・「助勢」・「力添え」・「サポート」などで言い換えをすることは可能です。


■「お蔭様」の敬語表現例文

お蔭様で、家族全員、元気に致しております。

お蔭様で娘も志望校に合格致しました。

お蔭様で事業も軌道に乗り、ひとえに貴社のご支援の賜物と感謝致しております。

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