「お疲れ様」・「ご苦労様」敬語の例文・類義語の例文・失礼な敬語




「お疲れ様」・「ご苦労様」敬語の例文・類義語の例文・失礼な敬語

「お疲れ様」・「ご苦労様」は、ねぎらい(慰労)の言葉であると同時に、挨拶の言葉としても使われています。

ねぎらいの言葉としては「ご苦労様」が古くからあり、誰に対しても使える一般的な言葉でした。ただし、目上から目下の人に対しては、敬語の「様」を付けずに単に「ご苦労」と言われていたようです。一方、「お疲れ様」が使われるようになったのは意外と新しく、一部の業界用語だったとも言われていますが、一般には1980年代ころのことでした。また、「お疲れ様」が「こんにちは」に代わる挨拶用語として企業内で使われるようになったのはさらに新しく、90年代に入ってからか、2000年前後のことでした。

現在、「お疲れ様」は上下関係に関係なくすべての人に対して使え、「ご苦労様」は目上の人が目下の人に対して使うものという考え方が定説となっています。それに対して違和感を持つ人は多いと思われますが、仕事上や公的な場では、失礼と受け取られて付き合いに支障を来たさないよう、定説に従っておく方が賢明かと思われます。

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