最高敬語(最上級敬語)とは? 意味と使い方・例文 -2




最高敬語の特徴†「多重敬語」

「あそばされる」
・「なさる」の意。動詞「する」の尊敬語「遊ばす」に尊敬の助動詞「れる」が接続。
・例) 大勢の学生達とご歓談あそばされました。

「あらせられる」
・「いらっしゃる」の意。動詞「在る」に尊敬の助動詞「せる」と「られる」が接続。
・例) プリンセス・ロイヤルはエリザベス2世陛下のご長女にてあらせられます。

「おかせられましては」
・「於かれては」の意。動詞「置く」に尊敬の助動詞「せる」・「られる」、丁寧語の助動詞「ます」、接続助詞「て」、係助詞「は」が接続。
・例) 皇后陛下におかせられましては、日本赤十字社創立150周年を祝し、(後略)


上記の最高敬語の特徴として紹介したものは、マスコミ報道や皇室紹介のテレビ番組では使用されないものが多く、一般国民に伝わりやすい平易な言葉に置き換えられています。しかし、儀式など公の場では現在でも用いられているそうです。

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