受身の敬語「〜れる」「〜られる」とその例文




受身の敬語「〜れる」「〜られる」とその例文

助動詞「れる」・「られる」は動詞の未然形に接続して受身の表現を作りますが、次の例のように、同じ構文で尊敬を表す敬語表現としてもよく使われます。

●動詞未然形+「れる」連用形の場合

[受身] 私は理事長の部屋に呼ばれた。
[尊敬] 理事長は私の名前を呼ばれた。

[受身] 先生は生徒に信頼されていた。
[尊敬] 先生は奥様を信頼されていた。

※「信頼する」は、動作性の漢語名詞「信頼」にサ変動詞「する」が結合した動詞とみなします。

なお、「れる」と「られる」の使い分けは、未然形の活用語尾がア段の音になる動詞には「れる」が付き、それ以外の音になる動詞には「られる」が付きます。

続きを読む

(C) 2018 敬語.例文.jp 〜失礼になる敬語・間違えやすい敬語〜