｢ございます｣の使い方とその例文 -2

｢ございます｣の状態を表す補助動詞の表現では､｢ございます｣は形容詞に接続します｡その場合､接続する形容詞はｳ音便にしなければなりません｡例えば､｢お寒うございます｣は形容詞｢寒い｣の連用形｢寒く｣のｳ音便､｢おめでとうございます｣は形容詞｢おめでたい｣の連用形｢おめでたく｣のｳ音便という具合です｡接頭語｢お｣が付かない場合でも､｢少ない｣は｢少のうございます｣､｢赤い｣は｢赤う（あこう）ございます｣とします｡

なお､状態を表す補助動詞として｢ございます｣が接続できるのは形容詞であり､形容動詞には直結できません｡例えば､形容詞｢美しい｣は｢美しゅうございます｣と言えますが､類義語の｢きれい（綺麗）｣は形容動詞ですので､接続助詞｢で｣を間に挟んだ断定の表現で｢お綺麗でございます｣などとします｡

■形容詞＋｢ございます｣の例文

本日は雪模様のお天気にもかかわらず､このように大勢の方々がお集まりくださり､誠にありがとうございます｡

お盆も過ぎましたのに､日が暮れてもほんとうにお暑うございますね｡

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