補助動詞「なる」「なさる」の使い方と例文 -2




「なさる」は、「する」の尊敬語であり、補助動詞としては、「なる」と同様に動詞の連用形か動作性の漢語名詞を間に挟んで「お〜なさる」・「ご〜なさる」の形で使われます。「なる」よりも古くから補助動詞として使われてきた言葉であり、「なる」の尊敬表現よりも改まった言葉遣いになります。ただ、現代語では連用形「なさり」や命令形「なされ」がよく「なさい」に変化し、丁寧さを保ちながらも改まった語感はなくなります。

■尊敬の補助動詞「なさる」の敬語表現例文

一日も早くご快癒なさりますようお祈り申し上げます。


先生はお嬢様がご帰国なさるのを心待ちにしておられました。


まだ途中ですが、ご覧なさいますか。


これから社に戻りますので、田中さんもご一緒なさいますか。


お帰りなさい。  お休みなさい。

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