「誰」「こちら」「そちら」「あちら」の敬語と例文 -2




■三人称「こちら」・「そちら」・「あちら」の敬語と例文


三人称の「こちら」は、人を指すときには「この方」と同義であり、自分の側の人物や自分の近くにいる人を指して用いられます。ただし、自分の側の人物でも身内や目下の者を指す場合は「これ」と呼び、「こちら」は一般に身内以外の人で対等以上の立場の人を指して使います。多くの場合、「こちら」とするだけで十分に丁寧な言葉遣いになりますが、この言葉は敬語ではありませんので、大切な賓客や特に敬意を払うべき目上や地位の高い人を指して使う場合は、「こちら様」という尊敬語の形にして用います。

そちら」は、相手のことを指して使う場合もありますが、三人称の場合は相手側の人または相手の近くにいる人を指して用います。「そちら」も丁寧な言葉遣いですが、敬語ではありませんので、目上や地位の高い人を指して使う場合は「そちら様」と言います。

あちら」は、自分と相手のどちらの側にも属さない第三者やその家族、また自分から離れた場所にいる人を指して用います。その人が目上や地位の高い人などである場合は、やはり「あちら様」と言います。




「こちら様」の使用例

こちら様は、経研専務理事の吉岡様でいらっしゃいます。


こちら様はお辛そうですが、別室でお休みになられますか。


こちら様にお水を差し上げてください。


「そちら様」の使用例

そちら様は皆様お元気にて何よりでございます。


そちら様はどうぞこちらにお掛けください。


「あちら様」の使用例

あちら様は家柄もよろしくて、いささか敷居が高いのですが。


あちら様はどちらのお身内ですか。

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