尊敬語・謙譲語・丁寧語の違い




尊敬語・謙譲語・丁寧語の違い


敬語には大別して尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があり、その意味合いや使い方が異なります。


尊敬語とは 人を自分より上位に置く敬語


尊敬語は、相手や話題の人を自分よりも上位と見なし、その人に対する敬意を示すための言葉です。尊敬語の表現方法としては、前掲「基本の敬語」でも紹介した「です・ます調」の文体(敬体)とし、その人の呼称や所有物の名称、動作・状態を意味する動詞などに接頭語の「御」(お、ご)を付け、動詞の後には尊敬語の補助動詞も使われます。また、敬意を示すべき人にしか使用しない尊敬語の動詞や敬称の接尾語・代名詞も使われます。

よく使われる敬称の接尾語・代名詞や尊敬語の動詞・補助動詞には、以下のようなものがあります。

■敬称 様 殿 先生 奥様 令室 令息 令嬢
■動詞 いらっしゃる お出でになる ご覧になる 召し上がる
■補助動詞 下さい なる(になる) なさる

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