「誰」「こちら」「そちら」「あちら」の敬語と例文




「誰」「こちら」「そちら」「あちら」の敬語と例文


不特定の人を指す代名詞「誰」や、自分と相手(聞き手または読み手)以外の人を指す三人称代名詞の「こちら」・「そちら」・「あちら」について、それぞれの敬語表現を紹介します。


■「誰」の敬語と例文


「誰」の敬語は、尊敬語の「どなた」です。漢字では「何方」と書きます。さらに敬称の「様」を付けて「どなた様」という呼び方をすると、より丁寧な敬語になります。

また、「何方」と書いて「どちら」と読むこともでき、これも人を指す場合は「誰」の丁寧語になります。しかし、敬語表現の中では一般に「どちら様」という尊敬語の形で用いられます。なお、「どちら」には「どちらにしますか」のように複数の中から一つを特定する使い方がありますが、人を指す場合は「どなた」と同様に不特定の人を指して用いられます。




「どなた」の使用例

どなたにご面会ですか。


すみませんが、責任者の方はどなたですか。


どなたか、このお子さんをご存じの方はいらっしゃいませんか。


「どなた様」の使用例

恐縮ですが、どなた様でしょうか。


どなた様か存じませんが、先ほどご親切に道案内をしていただいた方にお礼を申し上げたいのですが。


「どちら様」の使用例

失礼ですが、どちら様でしょうか。


恐れ入りますが、本日のご来店はどちら様のご紹介ですか。

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